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玄関の防犯予防ってどうすれば?

ピッキング
合鍵以外の用具(ピッキング用具)を用い、錠シリンダー部分を操作して解錠する手口をいいます。
防犯性の低いシリンダ−が集中的に狙われ、1わずか数秒で解錠されることもあります。
サムターン回し
ドアスコープや郵便受けの穴、またはドアのシリンダー付近に穴をあけて工具を差込み、サムターンを直接回して解錠する手口です。
ドアのあらゆる隙間を狙って行われる犯罪です。従来の防犯の手口の常識をくつがえし、室内側のサムターン(つまみ)がダイレクトで狙われます。
サムターン回しでの解錠は驚くほど短時間(わずか数秒)で行われます。
カム送り解錠(バイパス解錠)
特殊な道具を用いて、錠シリンダーを迂回し、直接錠ケース内部に働きかけてデットボルトを作動させ解錠する手口をいいます。

こじ開け(ドア錠破り)
ドアの隙間などにバール等を差し込み、施錠部を強引にこじて開ける等、ドアの錠を破壊する荒っぽい手口をいいます。

錠破り
道具を用いて直接錠を破壊し、解錠する荒っぽい手口です。



「ピッキング」「サムターン回し」「カム送り解錠」「こじ開け」「錠破り」について簡単に説明させていただきましたが、ご理解いただけましたでしょうか?

このような被害にあわないために、いよいよ玄関の防犯予防について説明します。

ドア材とドア枠
(1)ドアの材質
ドアは、頑丈な材質を使用する。

(2)明かり取りガラスを使用したドア
ドアに明かり取りガラスを使用する場合は、破壊に強いガラスを使用する。また、万一手を入れられても手を差し込めないように、使用するガラスの大きさを小さくするか、目の細かい面格子を使用する。

(3)ドア枠の材質
ドアと一体となった頑丈なものを使用し、建物にしっかりと固定する。

(4)丁番
丁番には軸(ヒンジピン)の抜けないものを使用する。外開きのドアは、丁番の軸が室外側に露出しているので破壊されやすい。

頑丈なドア
ガラスの種類と防犯性能
面格子
丁番

ドアの施錠と防犯金具
(1)主錠の錠ケース
玄関や勝手口などのドアは、面付箱錠彫込箱錠を設置する。
室内用の錠である円筒錠(シリンドリカルロック)本締まり付き円筒錠(インテグラルロック)は使用しない。

(2)主錠のシリンダー
主錠の錠ケースとして、面付箱錠彫込箱錠を使用する場合、ピッキングに強いシリンダーを使用する。
両面シリンダー錠は、内側にもシリンダー(内側からも鍵による操作となる。)があるため、侵入者がサムターンを解錠しようとしても、開かない構造となっています。

(3)補助錠
ワンドア・ツーロックが原則であるので、補助錠も主錠と同様の高い防犯性能を有することが望ましい。
主錠に円筒錠(シリンドリカルロック)本締まり付き円筒錠(インテグラルロック)を使用している場合には、錠を付け替えるか、必ず補助錠を設置する。
補助錠には、工事が必要なタイプと不要なタイプがあるので、より高い防犯性能を求めるならば工事が必要な錠を、原状回復が必要な賃貸住宅等ならば工事が不要な錠を取り付けると良い。
補助錠の種類、価格は様々で、その施工については当院のような専門の施工業者に依頼することが適当です。

(4)ガードプレート
ドライバーやバールを用いたドアのこじ開けを防止するために、錠側にガードプレートを付ける。
ガードプレートは、厚手の丈夫な金属製のものを用いデッドボルト(かんぬき)の部分が十分保護できるよう上下に長めの物を付ける。
ガードプレートは、ドアとドア枠の隙間をなくし、こじ開けなどの手口を防ぐためのもので、価格は比較的安価で、ドリル、ドライバー等の工具で取り付けることができます。

(5)サムターンカバーロック・カバー
サムターンカバー(サムターンに外部から直接接触することができないようにサムターンを防護するためのカバー)やロック・カバー(鍵穴部又はサムターン部を外周部から覆い、更にこれを外部から施錠するもの)を扉に取り付ける。
サムターンカバーの価格は比較的安価で、ロック・カバーの価格は比較的高価です。
どちらも簡易に取付けることができますが、複雑な操作を要するものについては、災害時の避難の際に障害とならないよう注意する必要があります。

(6)ドアスコープ
ドアを開けずに室内から訪問客を確認する防犯用の広角レンズ。外から簡単にレンズを外されないものを用いる。

(7)ドアチェーン
ドアを僅かに開けて来訪者を確認するときに使用する防犯金具。
錠に代わる安全性は無く、工具で簡単に切断できる。ドアガードタイプのものは、ドアの外から外される危険性があるので注意を要する。

錠の種類と防犯性能
ピッキングに強いシリンダー
両面シリンダー錠
ワンドア・ツーロック
補助錠
ガードプレート
サムターンカバー
ロック・カバー
ドアスコープ
ドアチェーン


ドアの関連設備
(1)ドアの郵便受け
ドアに郵便受けを付ける場合は、受け口は手が差し込めない大きさにし、サムターンまで手や針金などが届かない位置に付ける。
郵便受けの受け口から室内が見えないように受け箱(内蓋)を付ける。
また、郵便物が溜まっているのが外から見えないようにする。

(2)ドアのセンサーライト
ドアの近くに人の動きを検知して点灯する仕組みになっているセンサーライトを設置する。
センサーライトは夜間における不審者の威嚇に有効である。

(3)ドアの明かり取り(小窓)
ドアに明かり取りガラスを使用する場合は、破壊に強いガラスを使用する。
また、万一手を入れられても手を差し込めないように、使用するガラスの大きさを小さくするか、目の細かい面格子を使用する。

頑丈なドア
防犯器具
ガラスの種類と防犯性能




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