一般に日本の住宅事情は、キッチンへの通気・採光を十分確保できる程良いとはいえません。
とくに、マンションでは戸建ての住宅の間取りと異なり、キッチンが住戸の中央に配置されることが多く、キッチンは直接外気に面さない部屋となるのが一般的です。
リビングや大きめの居室を南あるいは東向きに配置した縦長の間取りによって、多くの住戸が平等に良好な採光を得られるというプランによるもので、反対側の玄関に面する居室や中央部に設けられる水まわりの諸室は、採光・通風上不利になるという弊害が生じます。
夏場の風通しとか臭いの処理に関しては、窓を開け放っての通風や自然換気がに期待しにくい上、鉄筋コンクリートの壁は気密性が高く、壁を通しての換気は考えられませんので、キッチンや洗面所、風呂場、トイレなどでは、換気扇とダクトによる強制換気に委ねることになります。
キッチンの臭い対策については、空気の滞留以外にも配管系の汚れなど、いろいろの要素が考えられますが、まずレンジまわりの調理による臭いは、レンジフードが主に排気を担っています。ファンを強力なものにするとか、フードの位置を下げるとかの方法が考えられます。
また、やや好条件にめぐまれた、いわゆる角部屋や端部屋と呼ばれる外気に接する部分の多い住戸の場合には、他の内側に配置された住戸と異なり、住戸の中間部に窓が設けられる部屋がありますが、この場合にはその窓に換気扇を設けることで、住戸全体の換気が改善される可能性もあります。
いずれにせよ、主婦は1日の大部分をここで作業するので、居心地や健康、衛生のためや、通風・換気のために適したリフォームをおすすめします。
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